「△日から▲日まで」の「▲日」は泊まるのか泊まらないか問題
こういう行き違いがあるので、ホテルで電話予約を受け付けるときは「ご出発は何日ですか?」「チェックアウトのお日付を伺えますか?」と聞くのが普通。
電話で「△日から▲日まで泊まりたいんですけど」と言われても鵜呑みにしません。「▲日宿泊」「▲日出発」の両パターンがありうるので。
でもって、こういう話は常識が通用しません。実際はあるし、「たいてい通じるだろ」というところはあっても、たまたま通じない相手に出くわし、面倒に巻き込まれることはよくあることなので。であるならあらかじめ話を詰めておく。「▲日」を泊まるつもりでいるのか、泊まるつもりがないのか。最終宿泊日を指しているのか、出発日を指すのか。両方考えられる以上、内容を確認しておく。常識には「誰にとっての」がつきまとうので、前提条件が省かれた表現ではなく、第三者から見ても明確な表現で詰めておく。
予約サイトなんかを見てもそのように出来ております。大体チェックイン日とチェックアウト日を入力するようになっている。これは昔からある揉め事の骸の上に成り立っている日付定義で、プロが絡む商売では当たり前。
同じように未だに揉めるのがダブルとツインの話。どちらも2名部屋なんだけど、ダブルはベッド1台で、ツインはベッド2台。よく間違える人がいる。間違えたくせに「2人で同じベッドで寝られるか!」みたいなキレ方をする人もいる。……寝られますけど。
揉めるので予約サイトの客室紹介のところには、ベッドの台数とかも最近は載っている。下手すりゃベッドのサイズまで載っている。あらかじめそういった情報を載せたうえで予約をするのであれば、それはもはや予約者の問題だ。
とまあ解釈の違いがありうるから、ホテルでは電話予約のときには日付の解釈を明確にする。ネット予約はそのあたりの語句定義が明確で証拠も残るため、電話予約よりネット予約が好まれるようになって早十数年といったところでしょうか。最近では電話の内容も録音されるようなホテルも増えて、電話予約でも言った言わない防止対策は進んでおります。
現場からは以上です。