タケルンバ卿ブログ

世界の片隅でだらだら生きる貴族の徒然帳

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楽天モバイルCMの雑な論理展開について

 YouTubeで動画見てたりすると、途中で宣伝動画が流れることがあるじゃないですか。その中で楽天モバイルのものを見るわけですよ。米倉涼子がシャウトしてるやつ。


 物凄く雑な論理展開で、モヤッとしますよね、ええ。

  • 主張:日本のスマホ代は高すぎる ← まあわかる
  • 論理:82.9%の人が下げて欲しいと思っている ← ファッ???

 ある価格が高いか安いかという事実認定に、アンケートとかモニター調査の結果を持ち出すのはどうなのよと。

 先に書いときますが、こういう調査から事実は導き出せません。「○○だと思いますか?」という問いから導けるのは、「○○だと思われている」というところまでで、人間の意識とか感情とかは説明できるけど、事実認定は導けない。

 「○○は正しいですか?」という質問に、多くの人が正しいと答えたからといって、それが正しいという証明にはならず、せいぜい「多くの人から正しいと思われている」というだけです。世論調査でもアンケートでもモニター調査でもなんでもそうで、こういうものから事実は導けない。

 どうしても「日本のスマホ代が高い」というのであれば、海外のスマホ代とか、家計の中でのスマホ代の比率であるとか、そういう数値を比較して言えばいいのになあと思ったわけです。もちろん、そういう数値では「日本のスマホ代は高い」と言えないから、ああいう雑な論証と米倉涼子のシャウトでごまかそうとしたんだろうけど。

 雑な論証撲滅委員会からは以上です。