タケルンバ卿ブログ

世界の片隅でだらだら生きる貴族の徒然帳

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2020年うまかったもの

 なんやかんやで2020年も暮れようとしております。今年食べた中で特に印象に残っているものをご紹介。

ごっつりの銀鯖の棒寿司

 浅草橋関連の記事は丸々1ヶ月連日お届けしたので、記事では取り上げていないものからひとつ。

 これは個人的な好みだけど、酢が入りすぎの鯖というのはあまり好みじゃない。とはいえ、酢の風味があったほうが鯖の身の強い味を引き立たせる。というわけで、酢じめはしたほうがいいが、酢で白くなっているのは嫌だというわがまま鯖好きにとって、好みの棒寿司というのは意外とないものなのだけど、こちらのはとてもいい感じだった。

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 八戸のブランド鯖を使っており、鯖自体も肉厚でうまい。

 浅草橋のお店は支店らしい。JR浅草橋駅のガード下西口寄りのところにあります。


丼匠の豪快丼

 一応観光関連で禄を食んでいるので、新型コロナウイルスで各観光名所がどういう影響を受けているのかは日々確認していたのだけど、豊洲市場もご多分に漏れずかなりの影響を受けていた。

 しかしそんな中でもお店は元気に営業しており、さすが豊洲市場という味があった。

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 ぴかぴか、つやつやの具の数々。うにがうまかったなあ。豊洲市場の飲食店はいくつかに分散していますが、こちらのお店は管理施設棟の入口側になります。


斎太郎食堂の銀カマ塩焼き定食

 おじとらチャンネルのおじとら氏が食べていて、とてもおいしそうだったのがこれ。


【長距離トラック運転手】今日の朝飯は最高!石巻漁港の食堂。とにかくうまいの一言。

 石巻に行ったら食べようと思っていたので、行けて幸せ。ホテルの朝食をパスし、こちらで朝食。朝からガッツリ行くぜ。

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 結構なボリューム。とはいえカマなので、骨が多く、食べられるところは見た目より少ない。骨の隙間に身があるので食べづらいし。しかしこれが労力に見合う味で。骨の隙間のお肉はぶりんぶりん。脂も結構あるが、それでいて脂っこーい味ではなく、とても淡白。淡白だがきちんと味があり、でも食べづらい。食べづらいんだけど、骨の隙間を攻めると労に見合う味があり……なんじゃこりゃ。うまいぞ。

 おじとら氏が動画内で「俺の指、こんなにうまかったかな」みたいなこと言ってたが、確かにそうなる。自分の指までうまくなる味。脂っこいが魚の脂なので後に残らないのもいいところ。場所は石巻の魚市場のところ。石巻市水産総合振興センターでナビ設定するといい感じです。

斎太郎食堂 - Google マップ

さんずろ家のいか腑いり定食

 毎年恒例の東北の被災地巡りにて、昨年も訪れていたこちらのお店。昨年はいか飯をいただいた。

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 これもとてもうまかったが、もうひとつ気になっていたのが周りの方が食べていた腑いり定食。これを再訪していただいたというわけだが、これがうまいのなんの。

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 新鮮ないかの肝が中央に鎮座。この時点で水分はほとんどない。調味料も味噌がちょっとあるだけ、これを加熱し、豆腐を崩して水分を全体になじませる。

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 そうしていくとこうなるわけですよ。ご飯爆食確定ですよ。肝好き歓喜の味わいですよ。

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 無論お刺身もうまい。このお刺身を、先程の腑いりにちょっとつけて、肝和えにしてももちろんうまい。どうやってもうまい。こらたまらん。

 場所は岩手県大槌町、国道45号線沿い。三陸に行くなら是非こちらへ。民宿もやっているので、いつか泊まって日本酒でやりたいっすね。


誰そ彼のいかわた三段活用

 毎年うかがっている釜石の名店。3,000円・4,000円・5,000円の定食を選ぶスタイル。今年も5,000円のものをいただき、うまいうまいと食べていたところ、興が乗ってきた大将から「ほらよっ」と素敵なプレゼントが。

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 塩辛。実はこの日のお昼にさんずろ家で腑いり食べてたんですけど、これはこれでうまいのよ。新鮮ないかの肝といかの身があまいの。こちらの地酒・浜千鳥の熱燗が進む進む。

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 そしたらまた「ほらよっ」と。これはなんでしょう。沖漬け風なんですかね、生の肝和えなんですかね。先程の塩辛とはまたちょっと違う新鮮で純粋な味わいなんですよ。こりっとしたいか軟骨のところとまた合う。

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 いかわたの風味に恍惚としてたら、また「ほらよっ」と。お、こりゃ凍らせてある。今度はいかわたのルイベ。口に入れると肝がとろりととけてゆく。とろりとなったところにご飯をつめこむもよし、熱燗を流し込むもよし。よくできたもので、ご飯と合うものは日本酒にも合う。同じお米とはいえ、不思議なもんだ。

 お店は釜石市大町の飲食店街の一角。人気店なのでなるべく予約をしておこう。


 今年も皆さん美味しいものをありがとうございました。……なんか全部魚介になっちまったな。どうしたNeek。ま、お肉はお肉でたくさんおいしいものを頂いたのですが、さすがに特別なネタがないというところでご容赦いただきたく。来年もまたおいしいものに巡りあいたいものですね。ではまた。