タケルンバ卿ブログ

世界の片隅でだらだら生きる貴族の徒然帳

スポンサー リンク

2018年最新版ボージョレ格付け

 全国四千五百万人のワインファンの皆さん、お待たせ致しました。今年も恒例のアレです。ヌーヴォーです。

イチゴやブルーベリーを思わせるような香りを持ち、爽やかで滑らかな味わい

ボージョレ初荷、羽田到着=来月15日解禁:時事ドットコム

 はい、爽やかいただきました。

  • 1995年「ここ数年で一番出来が良い」
  • 1996年「10年に一度の逸品」
  • 1997年「1976年以来の品質」
  • 1998年「10年に一度の当たり年」
  • 1999年「品質は昨年より良い」
  • 2000年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
  • 2001年「ここ10年で最高」
  • 2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
  • 2003年「100年に一度の出来」「近年にない良い出来」
  • 2004年「香りが強く中々の出来栄え」
  • 2005年「ここ数年で最高」
  • 2006年「昨年同様良い出来栄え」
  • 2007年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
  • 2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
  • 2009年「50年に一度の出来栄え」
  • 2010年「新酒の典型のようなみずみずしさ」
  • 2011年「50年に一度の当たり年」「05年や09年産に匹敵する仕上がり」
  • 2012年「糖度と酸度のバランスが良く、フルーティーな味わい」
  • 2013年「例年よりもフレッシュな味わい」
  • 2014年「フレッシュで華やかな香り」「果実味豊かな味わい」
  • 2015年「今世紀でもっとも良い出来」「豊かで、しっかりとして完璧なバランス」
  • 2016年「採れたての果実を口の中で頬張ったかのような、みずみずしい仕上がり」
  • 2017年「甘みが凝縮され、まろやかな味わい」
  • 2018年「イチゴやブルーベリーを思わせるような香りを持ち、爽やかで滑らかな味わい」←New!!

 評価を意訳すると「香りはいいし、味も爽やかなんだけど、ちと薄い」というところ。この評価を踏まえて「字面だけ格付け」を更新すると、このようになります。

2018年版ボージョレ字面だけ格付け

  • 1.2015年「今世紀でもっとも良い出来」「豊かで、しっかりとして完璧なバランス」
  • 2.2005年「ここ数年で最高」
  • 3.2006年「昨年同様良い出来栄え」
  • 4.2003年「100年に一度の出来」「近年にない良い出来」
  • 5.2011年「50年に一度の当たり年」「05年や09年産に匹敵する仕上がり」
  • 6.2009年「50年に一度の出来栄え」
  • 7.2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
  • 8.2001年「ここ10年で最高」
  • 9.1999年「品質は昨年より良い」
  • 10.1998年「10年に一度の当たり年」
  • 11.1996年「10年に一度の逸品」
  • 12.1997年「1976年以来の品質」
  • 13.1995年「ここ数年で一番出来が良い」
  • 14.2000年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
  • 15.2007年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
  • 16.2012年「糖度と酸度のバランスが良く、フルーティーな味わい」
  • 17.2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
  • 18.2017年「甘みが凝縮され、まろやかな味わい」
  • 19.2014年「フレッシュで華やかな香り」「果実味豊かな味わい」
  • 20.2018年「イチゴやブルーベリーを思わせるような香りを持ち、爽やかで滑らかな味わい」←New!!
  • 21.2004年「香りが強く中々の出来栄え」
  • 22.2013年「例年よりもフレッシュな味わい」
  • 23.2010年「新酒の典型のようなみずみずしさ」
  • 24.2016年「採れたての果実を口の中で頬張ったかのような、みずみずしい仕上がり」

 20位です。やりましたね。

 方向性としては香り強調、味控えめ。そうなると華やかな香り且つ果実味豊かという2014年に劣ることは否めません。とはいえ滑らかな味ということで、一応味について言及があるということで、味に言及のない2004年よりは上と見ていいでしょう。よって両者の間となる20位ランクインとなりました。

 「爽やか」であれ「滑らか」であれ、味の言及ではあっても、どうとでもとれる表現なので、出来としては普通なのでしょう。2015年に「今世紀でもっとも良い」が炸裂しているので、あと80年はダメかもしれませ……んなことないか。

 それでは来年もまたこの記事でお会いしましょう。良いワインで、良い人生を。